どんなに売れてもビートたけしは変わらなかった。


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まだたけしが、泣かず飛ばずの浅草時代のことだ。

たけしは、きよしじゃなくOさんという芸人と組んで漫才っぽいことをやっていた。

Oさんはたけしより早く演芸場に身をおいた、いわばたけしの先輩にあたる。

何年かたって、たけしは、超売れっこになり、Oさんの方は演芸場の支配人になった。

その頃、わたしはOさんと友達になり、以下の話を聞いた。

Oさんは、支配人になったはいいけど、演芸場の経営が苦しい。
客がこない、したがって人を雇うこともできない。
人手がないと、劇場を開けられない。

八方塞だったという。

もうこんな仕事やめようと思ったとき、ふとたけしのことを思いだした。

「そうだ、いつでも演芸場はやめられる、最後にたけしに助けを願いにいこう」

Oさんは、たけしのいるテレビ局にいった。

自分も一時は憧れたテレビ局、みるものすべてがまぶしかった。
たけしはその輝きのど真ん中で、もっとも光り輝いていた。

「きっと、声かけても、いまの俺じゃ、無視されちゃうだろうな・・」
こう思ってかえりかけたとき、

むこうから 取り巻きに囲まれたたけしが来た。

たけしが先に気づいた。
「あ Oさんじゃありませんか。お元気でしたか~?」

Oさんは、感激した、
超売れっ子なのに、自分なんかに敬語をつかってる。

おもわずOさんはいったそうです。

「実は・・・相談があるんだが・・・」

たけしは、そんなOさんの必死な顔つきをみて、なんか頼みごとだろうと、素早く判断した。

軍団の連中に「おまえたちは あっちに行ってろ 声をかけるまで 来るな」といって、控え室にOさんを招きいれたそうだ。

恥ずかしい思いをさせないように、まわりのひとを遠ざけてくれた・・Oさんは それだけで胸が熱くなった。

控え室に入るとたけしは正座してOさんに
「Oさん どんなご相談でしょうか」

Oさんは「お金を貸してくれとは言わない、でも助けてほしいんだ」と 事情を説明した。

「わかりました あしたまでになんとかします」とたけしは答えたという。

翌日、Oさんが演芸場に行くと、軍団のタカ、東、枝豆が 外に待っていて

「たけしさんからいわれてきました。なんでもしますから、使ってください」と 頭をさげたという。

Oさんは「うん・・」といって、演芸場に飛び込み、支配人室で 感激のあまり、おお泣きしたという。

このはなしを 私にしてくれたときも Oさんは泣いていた。 「たけしは すごい男だ・・・」って

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