こんな風に子育てをしたらヒネくれるわけがない。子供の心を豊かに育てるために心がけること


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お隣のデービッドには5歳と7歳になる二人の子どもがいます。
ある日、彼は裏庭で7歳の息子ケリーに、芝刈り機の使い方を手ほどきしていました。

デービッドが向きを変える方法を教えていると、妻のジャンが後ろから彼を呼びました。
デービッドが振り向いたそのすきに、ケリーの押す芝刈り機は芝生から飛び出して、花壇を幅60センチ程帯状に刈り込んでしまったのです。

振り返ったデービッドは、思わずかっとしました。
人が羨むこの花壇は、大変な手間と時間をかけてきたのですから、。

声を荒げて息子を叱りだしたその時、妻のジャンが足早にやって来ると、夫の肩に手をかけて言いました。

「デービッド、忘れないでね。子どもを育てているのよ。花を育てているのではないわ。

ジャンのその言葉は、デービッドに、子どもの親として、何を一番に考えるべきかを思い出させてくれました。

形あるものは壊れます。
大切なのは、子どもたちとその自尊心を育てることなのです。

野球のボールが当たって割れた窓ガラスも、不注意で割れたランプも、落として割れたお皿ももう済んでしまったことです。
花壇の花も、もう刈り取られてしまいました。

その上、子どもの精神を踏み潰し、その生き生きとした子どもらしさを奪うようなことは避けなければいけません。

次に、有名な科学者のお話をご紹介しましょう。

この科学者はこれまで、医学分野においていくつもの飛躍的な成果をあげてきました。
ある新聞記者が彼にインタビューして尋ねました。

「博士のずば抜けた創造力はどうやって培われたのですか」

その質問に対する科学者の答えはこうでした。

すべて、私が5歳のときに母から学んだ教えがもとになっていると思います。
まだ小さかった私が、大きなミルクビンを冷蔵庫から出そうとした時のことでした。

つるっと手が滑り、ビンがキッチンの床に落ちてしまいました。
文字通り、床はミルクの海と化しました。

キッチンに入ってきた母は、怒鳴りつけたり、説教をする代わりに、こう言ったのです。

「ロバート。はでにやってくれたわね。
でも、こんなにすごいミルクの海なんて、めったにお目にかかれないわ。
起こってしまったことはもう元に戻せないから、このミルクの海でしばらく遊ぶ?
後で、一緒に片付ければいいわ

そして、本当に私は母とミルクの海で遊びました。
しばらくすると、母はこう言いました。

「ねえ、ロバート。こんなふうにいっぱい汚しちゃったときはね、お掃除してキレイにするのよ。スポンジとタオルとモップのどれを使う?」

私はスポンジを選び、母と一緒にこぼれたミルクを掃除しました。
掃除が終わると、母がまたこう言いました。

「いい?さっきはね、小さな手で大きなビンを運ぶ実験に失敗したってことなの。
さあ、裏庭に行ってビンにお水を入れましょう。どうしたら、ビンを落とさずに運べるか、試してみるのよ」

幼い私はこの実験から、大きなビンであっても、両手で口のところを持てばちゃんと運べることを発見しました。

この有名な科学者は、これ以来、失敗を恐れなくなったと言います。
同時に、失敗とは、何か新しいことを学ぶきっかけに過ぎないことを知りました。

これこそ、科学実験の真髄です。

もし仮に実験が不成功に終わっても、重要な何かを学べるわけですから。
世の中のすべての両親が、この科学者の母親のように子どもと接することができたら、どんなに素晴らしいことでしょう。

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