
昭和バカの半田健人がロケの合間に散歩してた。
そこに通りかかったヘルパーのAと介護してるおじいさん。
ライダーファンのAが話しかけ、おじいさんは長々と昔話を始めてしまった。
楽しく聞いてたが、仕事があるのでそろそろ切り上げなくてはならなくなった半田は
慌ててその介護施設の名刺をもらった。
数ヶ月後、オフの半田が来て、調べたその地域の話をした。
やたら昭和の話で盛り上がり、しまいには尾崎紀世彦の「また逢う日まで」を歌ってくれた。
ちょうどその日来てた老人は皆が泣いてた。
帰り際にAが
「子供だけじゃなく大人にもヒーローなんですね」と言ったら
「僕はまだ末席です」と真顔で言った後、
門の前で深々と頭を下げて
「本当にありがとうございました」と、施設そのものに言った。
それがあまりにピシッと背筋を伸ばしてたから、友人もウルっときたと。